山口県のラーメン食ってみな 飛ぶぞ!

東京からUターンして実家へ 食べ歩き 地元情報など 色々と呟きます

北浦中華そば いっかん 山口市 極 百姓庵の塩煮干しそば

山口県でオープンの店に訪問出来ることは 中々無い。そもそも東京みたいに 出店が多い訳ではないし、その日に仕事が休みかどうか?という事もある。オープン前に並ぶ事はあるのだろうか? 11時前に到着すると 3組目だったが代表待ち(一人しか並んでいないが もう一人が何処かに行っている)していて割り込まれた。

オープンで何時間も待つ訳でもないのに じっとしていることが出来ないのか? 割り込まれた方の人の気持ちになって行動して欲しい。 まだまだ山口県のラーメン文化にはマナーというものが身に付いていない。

SNSでもオープンの様子が口コミされているが オペレーションが出来ていないまま見切り発車して 味はいいけど二度と行かないという口コミも少なくない。

こちらの店は この時は知らなかったが口コミでの情報で長州屋という居酒屋さんが母体の会社でコンサルティングなどもしている会社らしい。ちなみに以前僕が訪問した 宇部味噌らぁめん 長州屋とは無関係らしい。

この場所は以前もラーメン屋さんを やっていて 何代も閉店しているらしく決して条件がいい訳ではない。山口市のメインの国道から大分奥にある細めの道路沿い。駐車スペースも多くない。席数は結構ありそうだが一名客が多かった場合10人程度で満車になってしまう。

さてオープンが近づき 並びも10名くらい。記念すべきオープン 扉が開けられた。券売機で食券を買うと お好きな席にどうぞ!と声がけがあったのだが、僕は大丈夫か?と正直思った。

僕が働いていた東京の行列店なら この様な並びがある時は奥から詰めて通して 順番に提供するのが間違いが無く 厨房にもオーダーを伝える事が出来る定番の捌き方。

いかにも不慣れなスタッフが食券を取りに来たが厨房には一人 他にスタッフが立っているが多分コンサルティングをやっていると思われるマネージャーみたいな人がホールに立ってはいるが 一切手助けしない。

この席数でオープンなら5人くらいスタッフがいても普通だと思うが 多分ラーメン業界で働いた事が無いのだろう。

地元産の百姓庵の塩を 使用している事や 北浦(山口県日本海側)の煮干しを使用している事が店のポップなどで分かる。コンサルティング会社がアドバイスしていると思われる。

いかにも不慣れな厨房のスタッフが麺場に立ち 盛り付けているが いきなり入って来た順番とは違う客にラーメンを出していた。これは やらかしたな!と思ったが 僕の提供が 特製の大盛りだったのに普通のトッピングが運ばれて違うと伝えると混乱しだした。つまり僕の後の客に提供した為に オーダーがズレてしまった様だ!

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ようやく着丼すると どこかで見たことある様な盛り付け。以前訪問した 防府市のまるにぼにそっくり 煮干しの店にオープン前に勉強に行ったのだろうが 自分の店ならではの個性が欲しい。

さてお味の方は どうだろうか?スープを一口啜ってみる。あっさり系の煮干しスープで 悪くは無い 麺はもっちりした中細麺 卵はトロトロ 低温調理のチャーシューとまずまずの出来だが 気になったのが ざく切りのネギトッピング。

あっさり系のスープに塩分濃度低めの塩ダレ これにネギの辛味(おそらく火を入れていない)が合わさるとスープの個性が打ち消されてしまう。どうしても煮干しの店を出すと すぐ近くの中華そば壇や まるにぼと比較されてしまう。ただ真似するだけでなく個性を 打ち出せなければ 山口市には他にも美味しい店が多い。煮干しの店だけがライバルではない。

オープンからしばらくして 味を見直したり 変えたらしいがオープンの時にそれが完成出来ていて 、しっかりとアテンドや接客が出来ていれば リピーターを 増やすチャンスなのにこの店も県内の他の店の様に印象の悪いスタートになってしまった。

ラーメンの評価としては悪くはないが もう一度来たいとなる 味 接客 コスパも個性も足りないと思われる。

この店のみやログポイント 3.3

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